2024年11月17日 宗旦忌

宗旦忌
2024年11月17日
日蓮宗米国別院

2024年11月17日、裏千家淡交会ロサンゼルス協会はロサンゼルス、ボイルハイツにある日蓮宗米国別院で恒例の宗旦忌を執り行った。 43名の会員が参列し、三千家基礎築いた千家三代玄白宗旦居士(1578-1658)の遺徳を偲んだ。

供茶は、ロビンソン社中が担当し、亭主、 上原宗美氏、半東は住田美香氏が務めた。

正客は森上宗豊氏、次客、川村宗津氏、末客に大島宗治氏が席入りした。

同時に行われた、花寄では、三宅宗和氏、マシアンダロ宗恵氏、ダフィー宗羽氏、ウンブリアコ宗記氏、クライド・ロン・デ・ルーゴ氏が美しい季節の花々を葭屏風の花器に供えた。

 床の間には、福本積應老師の筆による掛け軸『閑座聴松風(かんざしてしょうふうをきく)静かに座って松風の音を聴くことで、普段は気づかないような澄み渡った音が聞こえてきて、自然の真理が見えてくるの意』が掛けられ、亭主により点られた茶が供えられ、参加者全員が静かに手を合わせた。

 供茶に続き、光林社中による三友之式が行われ、ダフィー宗羽氏が解説を務めた。三友之式は、花を活け(花寄せ)、香を焚き、薄茶を点てる、この三つの所作を点前の中で行うもので、各人の役割は折据の中の花月札を無作為に引く事で決まるという少々複雑なものであった。

 宗旦忌は、参加者各々が互いに感謝の念を持ち、厳かな空気の中終了した。