2024年2月29日 天皇誕生祝賀レセプション

天皇誕生祝賀レセプション
2024年2月29日
在ロサンゼルス総領事公邸

2024年2月29日、総領事公邸にて天皇陛下の誕生祝賀レセプションが開催された。

裏千家淡交会ロサンゼルス協会も招かれ、邸宅の芝生で 約100名の来賓に、甘春堂の干支の龍をモチーフにしたお干菓子と抹茶が振る舞われた。 

ギル宗美氏とグテレス宗結氏が亭主となり、御園棚を使った立礼の点前を披露した。 いつまでも変わらないの松の緑を長寿の祈りとし、千宗室15代鵬雲斎直筆の色紙「不老、千年翠」が飾られた。 これは昨年の大宗匠様の100歳の誕生日に淡交会に贈られたものだ。 また、茶道具の取り合わせにて「松竹梅」の縁起を担いだ。

生命力を表した、永楽善五郎の仁清写「竹」茶碗。輪島塗で有名な昭一郎の汐釜蒔絵大棗には、無病息災の象徴である「松」が描かれ、能登半島地震で被災した輪島市を偲ぶ意味も込められた。 茶杓は石川禅師によるもので、美を意味した銘「白梅」とした。

阿部宗真幹事長を筆頭に、淡交会ロサンゼルス会員の中田宗恵氏、大島宗治氏、ダフィー宗豊氏、中森宗陽氏、ウンブリアコ宗記氏が水屋とお運びに貢献した。

薄茶を召し上がったことのあるお客様にも、初めてのお客様にも、楽しいひとときとなった。 このような素晴らしい機会を与えてくださった在日総領事曽根健孝ご夫妻に感謝したい。