2024年6月19日 香道ワークショップ

香道ワークショップ
2024年6月19日
日蓮宗米国別院

禅宗寺の前住職、埼玉県の現曹洞宗松雲山長光寺住職の福島伸悦先生による香道ワークショップを裏千家淡交会ロサンゼルス協会員向けに行った。

日蓮宗米国別院の茶室にて8名の参加者と2時間のワークショップとなった。去年福島先生による香道のワークショップが好評で、今回は4名は2度目の参加、残り4名は初めての参加だった。

福島先生により、香道の歴史、また、源氏物語にも登場するように平安時代から侍の時代に至るまでどのような役割があったかなどを講義された。

福島先生が日系アメリカ人のつくった香道に関する和歌 “かの日々に移り来し人たがやしし大和と呼ぶ里 アマンドの花” こちらの解釈を「19世紀にアメリカに移民として渡った日本人がアーモンドの花を見て故郷の桜を思い焦がれていただろう」と紹介した。

福島先生は真心流という貴族よりも侍に好まれた流派で、茶道のように点前を重視している。参加者は伽羅、真奈伽それぞれ2種類の香りを体験し、香りを聴き名前を当てるゲームもあった。香りを嗅ぐだけでなく、聴くことも大事だと教わり、和歌や詩を読むこともこの経験の一部であると教わった。参加者にとって大変有意義で貴重な学びの時間となった。