総会と初点式がロサンゼルスのDouble Tree by Hiltonにて3年ぶりである2023年１月15日（日）に行われた。

午前中には、英語部指導者による呈茶席が協会員の為に２席設けられた。坐忘斎好みの和親棚と、個性豊かな新春らしい道具立の席で点てられた正月の一碗を風月堂の紅白饅頭と共に、皆で楽しんだ。 箱に入った菓子が配られ、呈茶には紙製の椀が使用された。

初点式には、在ロサンゼルス日本国総領事館、表千家同門会、裏千家淡交会オレンジカウンティー協会等からの招待客を迎え、総勢112名が参加した。

阿部宗真幹事長は、「茶道を次の世代に引き継ぎ、未来永劫に繁栄する裏千家の遺産を残したい」という言葉を述べた。続いて堀会長は「今日庵」の名前の由来と「和敬清寂」を用いて、皆を励ました。そして青島尚重首席領事からは、「茶道の精神とは、人を愛し日本文化を愛する精神です。」という 嬉しい言葉を頂いた。

河村社中とジョンズ社中による点初めでは 、鵬雲斎大宗匠筆「壽山樹色籠佳気」が床に掛けられた。利休好みの四方棚と縁起のぶりぶり香合が、正月の華やかさを演出していた。薄茶を皆で頂いた後、祝膳と乾杯、そして恒例の福引へと続き、大いに盛り上がった１日であった。